Japanese
English
特集 食道・胃静脈瘤攻略法
PTO・TIO(経門脈的食道・胃静脈瘤塞栓術)
Trans-portal vein obliteration of esophago-gastric varices
田尻 孝
1
,
恩田 昌彦
1
,
山下 精彦
1
,
鳥羽 昌仁
1
,
梅原 松臣
1
,
吉田 寛
1
,
真々田 裕宏
1
,
隈崎 達夫
2
Takashi TAJIRI
1
1日本医科大学第1外科
2日本医科大学放射線科
キーワード:
経門脈的食道・胃静脈瘤塞栓術
,
門脈圧亢進症
,
食道・胃静脈瘤
,
PTO
,
TIO
Keyword:
経門脈的食道・胃静脈瘤塞栓術
,
門脈圧亢進症
,
食道・胃静脈瘤
,
PTO
,
TIO
pp.169-174
発行日 1998年2月20日
Published Date 1998/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903100
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経門脈的静脈瘤塞栓術は門脈圧亢進症によって生じた食道・胃静脈瘤に介在する遠肝性側副血行路を,interventional radiologyにてその流入路から塞栓する治療法であり,静脈瘤治療の基本ともいえる.しかし静脈瘤の発生機序は多岐にわたっており,その攻略法もまた様々である.したがって,より良い成績を得るためにはそれぞれの攻略法の特色をよく理解し,それぞれの欠点を補いながら本法を含む集学的治療を行うことが大切である.また本法における門脈への到達法には経皮経肝法,経回結腸法,さらに現在ではTIPS経路を利用する方法があり,それぞれの特色を生かして使い分けることで安全性・確実性が増し,本法の有用性が高まる.
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