Japanese
English
特集 胆道ドレナージを考える
5.Expandable Metallic Stentを用いた胆道内瘻術の適応と問題点
Indications and results of expandable metallic biliary stents insertion for biliary obstruction
若林 剛
1
,
中塚 誠之
2
,
藤原 広和
2
,
浦上 秀次郎
1
,
篠田 昌宏
1
,
加藤 悠太郎
1
,
相浦 浩一
3
,
島津 元秀
1
,
平松 京一
2
,
北島 政樹
1
Go WAKABAYASHI
1
1慶應義塾大学医学部外科
2慶應義塾大学医学部放射線科
3慶應義塾大学医学部内視鏡センター
キーワード:
メタリックステント
,
covered stent
,
NTステント
Keyword:
メタリックステント
,
covered stent
,
NTステント
pp.59-65
発行日 1998年1月20日
Published Date 1998/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903079
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
切除不能な悪性胆道閉塞に対して,stentを用いた内瘻化術が一般化した.筆者らの内瘻化術の変遷は,1980年代がtube stentを使用した経皮経肝的から経内視鏡的留置へ,そして1990年代に入りExpandable Metallic Stent(EMS)の経皮経肝的留置と経内視鏡的tube stent留置の症例による使い分けが始まり,今ではEMSの経内視鏡的留置が加わり,一方tube stentの経皮経肝的留置が行われなくなった.一般的にEMSは開存率と確実性において優れ,tube stentは経済性と安易な点が有利である.経皮経肝的留置は手技が確実で肝門部閉塞に有利であり,一方経内視鏡的留置はより低侵襲でありPTCDを省略した一期的内瘻化が可能である.胆嚢癌浸潤による肝門部閉塞にcov-ered stentを使用した自験例を紹介し,現在,市販されている各種EMSを比較した.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.