Japanese
English
手術手技
Argon beam coagulatorを用いた腹腔鏡下多発性多房性肝嚢胞開窓術
Laparoscopic fenestration for multiple hepatic cysts using argon beam coagulator
小山 善久
1
,
井上 典夫
1
,
長井 一泰
1
,
古河 浩
1
,
佐藤 尚紀
1
,
阿部 力哉
1
Yoshihisa KOYAMA
1
1福島県立医科大学第2外科
キーワード:
多発性多房性肝嚢胞
,
腹腔鏡下開窓術
,
アルゴンビームコアギュレーター
Keyword:
多発性多房性肝嚢胞
,
腹腔鏡下開窓術
,
アルゴンビームコアギュレーター
pp.1347-1351
発行日 1997年10月20日
Published Date 1997/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902872
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はじめに
1990年に腹腔鏡下胆嚢摘出術が本邦に導入されて以来,侵襲度が低いこと,社会復帰が早いことから本手術は熟練を要するが,患者の要望と相まって,胆石症以外にも様々な疾患に応用されてきている.肝嚢胞に対する腹腔鏡下手術は最近報告されるようになったが,ほとんどは単発性の症例であり1),多発性,多房性の肝嚢胞に施行した報告はほとんどない2).今回,多発性多房性肝嚢胞に対し腹腔鏡下開窓術を施行し,残存嚢胞壁をBirt-cher社製のargon beam coagulator(以下,ABC)で焼灼し,術後の経過が良好であった症例について報告する.
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