Japanese
English
臨床報告・1
左腎門部前面に広がる後腹膜腫瘍として発見された十二指腸平滑筋肉腫の1例
A case of leiomyosarcoma detected as retroperitoneal tumor spreading over the hilum of the left kidney
藤川 貴久
1
,
西川 俊邦
1
,
松末 智
1
,
武田 博士
1
Takahisa FUJIKAWA
1
1天理よろづ相談所病院腹部一般外科
キーワード:
十二指腸腫瘍
,
平滑筋肉腫
,
後腹膜腫瘍
Keyword:
十二指腸腫瘍
,
平滑筋肉腫
,
後腹膜腫瘍
pp.831-834
発行日 1997年6月20日
Published Date 1997/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902762
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はじめに
小腸の平滑筋肉腫は小腸悪性腫瘍の25〜30%を占め1〜3),悪性リンパ腫,小腸癌と合わせて全体の約90%を占めている.発生部位は空腸,とくにTreitz靭帯から60cm以内の空腸に好発しているが2,3),十二指腸の平滑筋肉腫はきわめて稀で,報告が散見されるのみである4〜10).今回,筆者らは,左腎門部前面に広がる後腹膜腫瘍として発見された十二指腸平滑筋肉腫の症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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