Japanese
English
臨床報告・1
前胸部巨大神経鞘腫の1例
A case of giant schwannoma in the anterior chest wall
中尾 篤典
1
,
阪上 賢一
1
,
光岡 晋太郎
1
,
宇田 征史
1
,
井藤 久雄
2
Atsunori NAKAO
1
1庄原赤十字病院外科
2鳥取大学医学部第1病理
キーワード:
神経鞘腫
,
前胸壁
Keyword:
神経鞘腫
,
前胸壁
pp.803-805
発行日 1997年6月20日
Published Date 1997/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902756
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はじめに
神経鞘腫は神経の分布する部位ならば全身のいずれにも発生しうるが,胸壁発生例は比較的稀であり,本邦過去20年の文献のなかで,十分な記載のある報告例は自験例を含めて18例1〜5)に過ぎない.今回筆者らは前胸壁に発生した長径11cmに及ぶ大きな神経鞘腫を経験したが,検索しえた胸壁発生神経鞘腫のなかでは2番目に大きく,非常に貴重な症例と思われるので報告する.
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