Japanese
English
臨床報告・1
前腹壁に発生した神経鞘腫の1例
A case of neurinoma arising in the anterior abdominal wall
深田 代造
1
,
若原 正幸
1
,
木田 恒
2
,
坂田 一記
2
Daizo FUKADA
1
1岐阜大学医学部第2外科
2山内ホスピタル外科
キーワード:
神経鞘腫
,
腹壁腫瘍
Keyword:
神経鞘腫
,
腹壁腫瘍
pp.1241-1243
発行日 1995年9月20日
Published Date 1995/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901983
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はじめに
神経鞘腫は神経の分布する全身のいずれの部位にも発生しうるが1),体腔内に発育するものは少ないうえに,脊椎近傍が好発部位であるため,胸壁や腹壁に発生するものはさらに少ない2).
最近,筆者らは前腹壁の深部から腹腔内に突出するように発育した神経鞘腫の1例を経験したが,前腹壁深部に発生した神経鞘腫はきわめて稀であると思われたので報告する.
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