Japanese
English
臨床研究
反復開胸術後の呼吸障害に関する臨床的検討—特に再開胸のアプローチによる差異について
The influence of repeated thoracotomy on pulmonary function:difference of approaches of redooperation
大田 豊隆
1
,
奥村 伸二
1
Toyotaka OHTA
1
1耳原総合病院胸部心臓血管外科
キーワード:
反復開胸術
,
再開胸法
,
両側開胸
,
胸骨縦切開
,
呼吸機能
Keyword:
反復開胸術
,
再開胸法
,
両側開胸
,
胸骨縦切開
,
呼吸機能
pp.781-785
発行日 1997年6月20日
Published Date 1997/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902752
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はじめに
肋間開胸や胸骨縦切開による術後呼吸機能への影響については従来多くの報告がなされてきた1〜5).両側開胸症例では術後長期的に呼吸機能が低下することが知られているが,再開胸法の差異による呼吸機能への影響については十分な検討はされていない.長期的な手術成績の向上と合わせて,近年の肺癌や動脈硬化性疾患(特に虚血性心疾患や大動脈瘤)の増加により両側開胸や肋間開胸と胸骨縦切開の組み合わせなど,異なるアプローチで再開胸を要する症例が増加してきている、今回,当院で経験した再開胸術症例の再開胸法の差異による術後の呼吸障害について検討したので報告する.
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