Japanese
English
臨床研究
消化器外科手術における自己血輸血および遺伝子組み換えヒトエリスロポエチンの有用性に関する検討
Effect of autologous blood transfusion and recombinant human erythropoietin in gastroenterological surgery
篠塚 望
1
,
小山 勇
1
,
門倉 正樹
1
,
大畑 昌彦
1
,
安西 春幸
1
,
山崎 達雄
1
,
尾本 良三
1
Nozomi SHINOZUKA
1
1埼玉医科大学第1外科
キーワード:
消化器癌
,
自己血輸血
,
エリスロポエチン
,
免疫能
Keyword:
消化器癌
,
自己血輸血
,
エリスロポエチン
,
免疫能
pp.775-779
発行日 1997年6月20日
Published Date 1997/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902751
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はじめに
近年,消化器外科領域でも同種血輸血を回避し,自己血輸血を施行する試みが多く行われるようになってきた1〜3).しかし,癌患者では術前より貧血を呈する症例が多いことや,貯血のための十分な時間を確保できないなどの理由から,未だに普及していないのが現状である.今回筆者らは,消化器癌患者において,術前より遺伝子組み換えヒトエリスロポエチン(rh-EPO:エポジン)を投与しつつ自己血貯血を施行し,その有用性について検討したので報告する.
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