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手術手技 泌尿器科医に役立つ他科領域の手術・9
開胸手技
Surgical Procedure of Thoracotomy for the Field of Urology
藤澤 武彦
1
,
山口 豊
1
,
藤野 道夫
1
,
斎藤 博明
1
1千葉大学医学部肺癌研究施設外科
1Department of Surgery, Institute of Pulmonary Cancer Research, School of Medicine, Chiba University
キーワード:
開胸手技
,
横隔膜浸潤
,
腎腫瘍
,
転移性肺腫瘍
,
肺部分切除
Keyword:
開胸手技
,
横隔膜浸潤
,
腎腫瘍
,
転移性肺腫瘍
,
肺部分切除
pp.726-731
発行日 1993年9月20日
Published Date 1993/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901022
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腎上方は脂肪織および横隔膜を介して胸腔と接しており,そこに発生する腫瘍は横隔膜,胸腔への進展の可能性が考えられ,開胸開腹により腫瘍の進展を確認して手術を行うことは根治度の向上に寄与するものと考える。アプローチは第8・9肋軟骨移行部を切断,第8肋間筋開胸およびこれに連続する腹部正中切開が適しているものと考えられる。
また腎腫瘍の肺転移の部分切除に対するNd:YAGレーザーの応用は切離面での腫瘍細胞の遺残を低下させるとともに切離面からの空気瘻を防止し.機能温存に有用であると考える。開胸は第6肋骨切断・第5肋間開胸が標準的である。
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