Japanese
English
臨床報告・1
術前に内視鏡で診断しえた回腸の多発性悪性リンパ腫による腸重積症の1例
A case of intussusception caused by multiple malignant lymphomas of the ileum diagnosed by colonoscopy preoperatively
乳井 誠悦
1
,
長内 宏之
1
,
大庭 滋理
1
,
増岡 秀次
1
,
江端 俊彰
1
,
吉田 幸成
2
Seietsu NYUI
1
1札幌外科記念病院外科
2札幌外科記念病院内科
キーワード:
回腸
,
多発性悪性リンパ腫
,
腸重積症
Keyword:
回腸
,
多発性悪性リンパ腫
,
腸重積症
pp.399-403
発行日 1997年3月20日
Published Date 1997/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902681
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
消化管原発の悪性リンパ腫は比較的稀であるが,そのなかで回腸末端部は好発部位とされている.また成人の腸重積症は全腸重積症の5〜10%を占めるとされ1),器質的疾患が原因となる場合が多い.われわれは術前に診断された回腸末端部の多発性悪性リンパ腫を先進部とする腸重積症に対して腸管切除術を行い,術後の化学療法が奏効した1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.