病院めぐり
佐野厚生総合病院外科
竹中 能文
pp.220
発行日 1997年2月20日
Published Date 1997/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902646
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佐野厚生総合病院は,栃木県安蘇郡の19町村の産業組合の共同出資により,昭和13年に設立されました.その後,戦争による種々の影響を受けながら,昭和25年に佐野厚生農業協同組合連合会経営の病院として再発足し,昭和47年に「佐野厚生総合病院」と改称して今日に至っています.現在,総病床数505床,診療科数14科で人間ドックも併設し,佐野市およびその周辺の安蘇地域の住民約10万人の方々の疾病治療と健康増進を担う中核病院として,また東北縦貫自動車道の交通救急センターとしての役割を担っています.
外科は,昭和47年に脳神経外科が独立したため,一般外科・消化器外科を中心とした診療を行っており,日本外科学会認定施設となっています.スタッフは,慶應義塾大学医学部外科学教室より派遣されており,1年毎のローテーターの大住幸司を含めて,医長1名,副医長1名,常勤3名,非常勤1名の計6名です.医長の竹中能文(1996年医学書院発行の『外科学』第2版,第16章「肝臓・胆道・膵臓」を執筆)が肝胆膵疾患を,副医長の森俊雄が上部消化管疾患を,酒井信行が下部消化管疾患を,田中宝が表在疾患と創傷治癒を中心として研鑚を積み,常に新しい医学知識を習得すべく努力しています.学会活動としては,昨年度の学会・研究会などの発表が8件,雑誌などへの掲載が8件となっています.
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