Japanese
English
臨床報告・1
腹腔内注入用リザーバーによる化学療法が有効であった腹膜偽粘液腫の1例
A case of pseudomyxoma peritonei using of infused a port for postoperative adjuvant chemotherapy
岩淵 知
1
,
八木橋 信夫
1
,
柘植 俊夫
1
,
国分 弘道
2
,
高畑 太郎
3
,
野宮 守正
3
Satoshi IWABUCHI
1
1国民健康保険黒石病院外科
2青森厚生病院外科
3弘前大学医学部第1外科
キーワード:
腹膜偽粘液腫
,
腹腔内注入用リザーバー
Keyword:
腹膜偽粘液腫
,
腹腔内注入用リザーバー
pp.1069-1071
発行日 1996年8月20日
Published Date 1996/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902382
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はじめに
腹膜偽粘液腫は,腹腔内に多量の膠質物質の貯留を起こす疾患であり,可及的に腫瘍塊を除去して抗癌剤療法を併用したとしても,今なお,きわめて難治性の疾患といわれている1).今回われわれは,術後に腹腔内注入用リザーバーよりCDDP,OK−432の間欠注入を行い,良好な経過をたどっている腹膜偽粘液腫の1例を経験したので報告する.
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