病院めぐり
宮崎県立延岡病院外科
大地 哲史
pp.893
発行日 1996年7月20日
Published Date 1996/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902346
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当院は昭和10年済生会延岡診療所として創立され,戦災にて全焼後再建復旧された済生会延岡病院が昭和24年県立延岡病院として再発足し現在に至っています.県北30万住民の唯一の総合病院として日夜診療に追われていますが,設備が老朽化し,また高度先進医療に対応すべく現在新築中です.平成7年12月に1期工事が完工し地下1階地上7階の新病院(237床)が機能していますが,ICU,CCU,NICUや救命救急センター等は残念ながら作働しておらず平成9年秋以降の最終完成を待たねばなりません.最終完成時には心臓血管外科,精神科を加え診療科16科,病床数500床の高機能総合病院となります.
当院外科は前身である済生会病院時代に故吉永教授が院長として在任されて以来,態本大学第2外科教室より医師が派遣されています.消化器外科を中心に一般外科・胸部・内分泌外科など幅広く診療しており,日本外科学会,日本消化器外科学会の認定病院として若手医師の研修の場となっています.現在のスタッフは6名ですが,内科・放射線科とともに消化器グループとして検査診断にあたっており,平成7年度は内視鏡(胃2,285件,大腸546件),透視(胃939件,注腸639件),アンギオ115件,ERCP73件(うちEST5件)を施行しました.
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