連載 病院めぐり
宮崎県立宮崎病院
立山 浩道
1
1宮崎県立宮崎病院
pp.1101
発行日 1998年8月10日
Published Date 1998/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903384
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“シーガイヤ”や“フェニックスダンロップトーナメント”で有名な宮崎県は,気候温暖な住みよい県です.人口は約117万人,ちょうど日本の人口の百分の一が住んでいます.県内には大学病院をはじめいろいろな規模の病院がありますが,その中で宮崎県の中核病院的役割を担っているのが県立宮崎病院です.宮崎市の中心部にあって,交通の便もよく,緑に囲まれた広い敷地に特徴のある大きな建物がそびえていますので,「次にはあのホテルに泊まりたい…」といわれる観光客もいらっしゃるそうです.
当院は大正10年,現地に100床規模の病院として設立され,今年で創立77周年を迎えます.その間,数回の増改策が行われ,昭和61年に現在の建物が完成,病床数650床,医師数も研修医を含めて100名となり,宮崎県の高度医療を担う中核病院として押しも押されぬ存在となりました.永年の間,県内唯一の高度医療機関であったために,県民に最も頼りにされ,今でも宗教的信頼性とでもいえるような県民の厚い信頼を得ています.現在は,宮崎医科大学の卒前・卒後関連教育病院としても重要な役目を果たしています.
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