病院めぐり
県立宮崎病院泌尿器科
蓑田 優
pp.806
発行日 1991年9月20日
Published Date 1991/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900444
- 有料閲覧
- 文献概要
県立宮崎病院は1921(大正10)年10月,病床数100床をもって開設されました.1945(昭和20)年8月,戦災にて全焼し,以後はバラック建ての病院でしたが,1948年344床の新病院が建てられ,1961年には550床に拡張されました.以後,県立日南病院,県立延岡病院および,こども療育センターを含む4県立病院の基幹病院としての働きをしてきました.その後も病院の工事は行われ,1985年の改築工事終了後には,病床数630床,診療科16科,医師数83名の近代的病院に生まれ変わりました.
さて,当院における泌尿器科の歴史は古く,1949(昭和24)年10月皮膚泌尿器科が開設され,初代部長は蜂須賀茂彦先生(現開業)で1959年まで在任され,つづいて1962年まで中野拓先生(現開業)が赴任され,同年8月泌尿器科は分離し,王丸先生が初代泌尿器科部長の任につかれました.その後多くの先生方が就任され,あいついで市内で開業されています.また九大医局からは毎年ローテーターとして2名ずつ出張してきています.1990年3月より宮崎医大より研修医1名を派遣していただき,現在,蓑田優(78年卒),長谷川周二(87年卒),山崎武成(88年卒),小林隆彦(90年卒)の4人体制となっています.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.