Japanese
English
臨床報告
胸骨正中切開後の難治性胸骨縦隔感染に対する大網充填術の経験
The management of median sternotomy infection following cardiac surgery by omental pedicle flap closure method
中尾 健太郎
1
,
斎田 清彦
1
,
久代 裕史
1
,
山本 登
1
,
澁澤 三喜
2
,
草野 満夫
2
1菊名記念病院外科
2昭和大学医学部外科
キーワード:
術後胸骨縦隔感染
,
大網充填術
,
糖尿病
Keyword:
術後胸骨縦隔感染
,
大網充填術
,
糖尿病
pp.1201-1204
発行日 1994年9月20日
Published Date 1994/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901637
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はじめに
胸骨正中切開手術後の胸骨前縦隔感染を起こす頻度は0.4〜5%とまれであるが1,2),いったん起こると難治性であり,重篤な合併症の1つである.最近われわれは,糖尿病が併存する心筋梗塞症例に冠動脈バイパス手術(以下CABG)を施行し,術後,正中創感染のため開放創となったが,一期的に大網充填術を施行し,良好な結果を得たので,若干の文献的考察を加え報告する.
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