Japanese
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境界領域
胸壁全層欠損に対する有茎肋骨付き広背筋皮弁を用いた再建
Pedicled rib-lattissimus dorsi musculo-osteocutaneous flap for reconstruction of the full thickness chest wall defect
澤泉 雅之
1
,
丸山 優
1
,
大西 清
1
,
林 明照
1
,
吉武 道朗
1
,
山崎 史朗
2
Masayuki SAWAIZUMI
1
1東邦大学医学部形成外科
2東邦大学医学部胸部外科
キーワード:
胸壁再建
,
肋骨付き広背筋皮弁
,
有茎皮弁
Keyword:
胸壁再建
,
肋骨付き広背筋皮弁
,
有茎皮弁
pp.361-365
発行日 1995年3月20日
Published Date 1995/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905169
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はじめに
胸部悪性腫瘍の外科的切除後や放射線療法後の胸壁壊死・遅発潰瘍などによる胸壁の深達性欠損では,呼吸循環器系機能の保持の問題を含め,その再建には苦慮する点が多い.また,全身状態の低下,年齢などの要素を加味した際には,さらに治療に抵抗することも知られている1,2).
今回われわれは,広背筋皮弁に下位肋骨を付着させた有茎肋骨付き広背筋皮弁3,4)を用い,胸壁全層欠損症例の再建に応用した.本法の術式を紹介するとともに,胸壁欠損の再建について要諦を述べる.
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