Japanese
English
特集 消化器癌手術における皮膚切開と術野展開の工夫
胆道・膵癌手術
Incision and approach for pancreatobiliary surgery
杉山 政則
1
,
中島 正暢
1
,
森 俊幸
1
,
跡見 裕
1
Masanori SUGIYAMA
1
1杏林大学医学部第1外科
キーワード:
胆道癌手術
,
膵癌手術
,
皮膚切開
,
術野展開
Keyword:
胆道癌手術
,
膵癌手術
,
皮膚切開
,
術野展開
pp.1465-1468
発行日 1995年11月20日
Published Date 1995/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902136
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胆道・膵癌手術における皮膚切開は上腹部横切開+正中切開を第1選択としている.横切開の部分は,左右前腋窩線から4cm尾側の点,剣状突起と臍の中点を結ぶ上方に凸の弧状の曲線とする.さらに剣状突起まで正中切開を加える.肋弓を吊上げ鉤で牽引する.膵頭部へのアプローチは,①右側結腸〜回盲部を授動し,膵頭部,十二指腸全長を露出する,②次にKocher授動術を行いTreitz靱帯を切離する方法で行っている.この操作によって膵頭部〜鉤部の剥離,下膵十二指腸動脈処理,大動脈周囲リンパ節郭清が容易となる.
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