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特集 エキスパートが伝える 消化器癌手術の流れと手術助手の心得
膵癌手術の流れと手術助手の心得
Role of assistant in surgery for pancreatic cancer
杉山 政則
1
,
鈴木 裕
1
,
阿部 展次
1
,
正木 忠彦
1
,
森 俊幸
1
,
跡見 裕
1
Masanori SUGIYAMA
1
1杏林大学医学部外科
キーワード:
幽門輪温存膵頭十二指腸切除術
,
膵管ホルダー
,
mucosa squeeze-out法
,
W字形クリッピング
Keyword:
幽門輪温存膵頭十二指腸切除術
,
膵管ホルダー
,
mucosa squeeze-out法
,
W字形クリッピング
pp.386-392
発行日 2010年3月20日
Published Date 2010/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103000
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要旨:膵癌に対する幽門輪温存膵頭十二指腸切除術における助手の主な役割は,良好な術野の展開,適切なカウンタートラクション,迅速かつ確実な結紮である.その際に膵実質や門脈系分枝などを損傷しないように気をつける.膵管非拡張例での膵管空腸粘膜吻合は技術的にやや困難である.膵管ホルダー(円錐形の膵管拡張器),mucosa squeeze-out法(小孔の周囲の空腸を丸く握り,粘膜を外翻させる)や,助手による縫合糸の整理(W字形クリッピングなど)によって吻合操作が容易となる.
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