特集 術後1週間の患者管理
Ⅱ.合併症を有する患者管理
肝硬変
木下 博明
1
,
広橋 一裕
1
,
久保 正二
1
,
田中 宏
1
1大阪市立大学医学部第2外科
pp.312-313
発行日 1995年10月30日
Published Date 1995/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902073
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肝硬変は慢性肝障害の終末像といわれ,蛋白合成能の低下,水・電解質異常,耐糖能低下,肝および全身循環の異常,細網内皮系機能の低下,凝固線溶系異常,呼吸機能低下などがみられる1).したがって,手術に際しては肝予備能の把握,適切な術式の選択,きめ細かな周術期管理が術後合併症の防止に必要である.
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