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特集 多臓器不全—患者管理の実際
多臓器不全患者の栄養管理
Nutritional management in multiple organ failure
山田 裕彦
1
,
遠藤 重厚
1
,
鈴木 智之
1
Yasuhiko YAMADA
1
1岩手医科大学高次救急センター
キーワード:
多臓器不全
,
栄養管理
Keyword:
多臓器不全
,
栄養管理
pp.1295-1299
発行日 1995年10月20日
Published Date 1995/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901990
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MOF患者を管理する場合,呼吸や循環の管理はもちろんのこと,代謝も破綻している場合が多く,栄養管理にも注意が必要である.そこで,基礎疾患,病態,間接熱量測定や生化学的指標などを参考にエネルギー消費量や消費エネルギー基質を的確に判定し,より生理的な方法で必要なエネルギーを投与することが重要となってくる.投与エネルギー量としては,BEEの1.5倍程度,REEの1.2倍程度が適当と思われ,カロリー/窒素比が200〜300程度が適当と思われる.脂肪の投与に関しては様々である.最近,様々なエネルギー基質や栄養に関する薬剤の効果が検討されており,今後の栄養管理に利用されることが期待される.
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