Japanese
English
臨床研究
当院における肝門部胆管癌切除症例の検討—根治切除と術後補助療法の有用性について
Clinical study of resected hiluar carcinoma of the bile duct in Nagaski-Chuo National Hospital
近藤 敏
1
,
古川 正人
1
,
酒井 敦
1
,
宮下 光世
1
,
三根 義和
1
,
佐々木 誠
1
Satoshi KONDO
1
1国立長崎中央病院外科
キーワード:
肝門部胆管癌
,
根治切除
,
術後補助療法
Keyword:
肝門部胆管癌
,
根治切除
,
術後補助療法
pp.1227-1230
発行日 1995年9月20日
Published Date 1995/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901980
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はじめに
近年,画像診断の進歩・普及に伴って肝門部胆管癌の診断率は向上し,切除症例も年々増加している.しかし,解剖学的に重要血管に隣接していること,臨床病理学的に癌組織の悪性度が高いこと,早期診断が容易でないことなどにより,いまだ良好な治療成績は得られていない.
切除率の改善と非根治切除症例に対する治療が治療成績の向上につながるものと考えられるが,われわれは当院で経験した肝門部胆管癌症例をretrospectiveに分析し,根治切除の重要性と抗癌剤,放射線治療など術後補助療法の有効性について検討したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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