Japanese
English
臨床報告・1
限局性壊死により穿孔した胃切除後胆石症の1例
A case of perforated postoperative cholelithiasis with localized inflammation after gastrectomy
山本 隆嗣
1,2
,
枝川 篤永
2
,
首藤 太一
1
,
森本 義彦
1
,
広橋 一裕
1
,
木下 博明
1
Takatsugu YAMAMOTO
1,2
1大阪市立大学医学部第2外科
2奈良東九条病院外科
キーワード:
術後胆嚢炎
,
胆嚢穿孔
,
胃切除後胆石症
Keyword:
術後胆嚢炎
,
胆嚢穿孔
,
胃切除後胆石症
pp.1085-1088
発行日 1995年8月20日
Published Date 1995/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901954
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はじめに
胃切除後の急性胆嚢炎は,胆嚢壁全体の炎症性肥厚を伴うため,術前に診断されることが多い1).今回われわれは,胃切除後の胆石合併胆嚢穿孔症例を経験したが,本例の胆嚢壁は限局性に肥厚,穿孔していたため,術前診断に苦慮した.本例をもとに,胆嚢穿孔の機序を中心に若干の文献的考察を加え報告する.
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