メディカル・エッセー 「残りの日々」・8
歌は世につれ
和田 達雄
1
1神奈川県立がんセンター
pp.1040-1041
発行日 1995年8月20日
Published Date 1995/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901942
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紫に血潮流れて ふたすぢの剣(つるぎ)と剣(つるぎ)運命(さだめ)とは かくもいたまし
昭和17年,清水健二郎作詞・大山哲雄作曲:「運(めぐ)るもの星とは呼びて」の一節,旧制一高の第53回記念祭寮歌である.毎年8月15日が近くなるとこの歌を口ずさむ.まして,今年は戦後50年になる.鼻歌まじりで歌っていると「お父さん,はずれるようになったわねえ」と家内がいう.NHKの朝のドラマの主題歌,松任谷由美:「春よ,こい」を歌っていると思っている.メロディが何となく似ているのである.
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