短歌のまどい
新年の歌
美山 藤野
pp.38-41
発行日 1955年1月1日
Published Date 1955/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200775
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すべきことわざせずしてわが居るに年の朝は豊かに寂しき昨日とし異ならぬこと今日もして今年われまた生くべかるらしいささかは足の音を立てて一すぢのわが道を今年踏みつづけまし正月もすでに七日の陽の光明らかにしてうるほひもてるたまきはる命は神にまかせたり顧みずして我の道行かむ紺青の色の極まる空截りて富士のつくれる一稜の白
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