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特集 今日の人工肛門
ストーマ・リハビリテーションの実態—現状分析と展望
Actual condition of stoma rehabilitation: Its analysis & view
進藤 勝久
1
Katsuhisa SHINDO
1
1大阪大学医学部第2外科
pp.1167-1171
発行日 1982年8月20日
Published Date 1982/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208090
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はじめに
わが国でストーマ・リハビリテーションの必要性が広く叫ばれるようになつておよそ10年が過ぎた.その間,各地で人工肛門や人工膀胱をもつた同憂者のグループが次々と誕生し,組織化されてきた.また,医療従事者の間でも,8年前に人工肛門装具研究委員会が発足し,1980年11月から,毎年2回ストーマ・リハビリテーション講習会がもたれるようになつた.ET(Enterostomal Therapist:ストーマ療士)の会も組織化された昨今である.
それらの組織的活動が患者のストーマ・リハビリテーションの上にどのように反映されているかをみることは時期早尚かもしれないが,現状を把握して今後の診療指針や装具開発やストーマ会指導の上に役立てたいと思う.
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