Japanese
English
臨床報告
絞扼性イレウスを呈した小腸型Chilaiditi症候群の1手術例
A case of Chilaiditi syndrome presenting with strangulated ileus
福田 淑一
1
,
平尾 智
1
,
吉岡 幸男
1
,
鷹取 浩
1
,
塚崎 義人
1
,
木下 博明
2
Yoshikazu FUKUDA
1
1ツカザキ病院外科
2大阪市立大学医学部第2外科
キーワード:
Chilaiditi症候群
,
小腸型
,
絞扼性イレウス
Keyword:
Chilaiditi症候群
,
小腸型
,
絞扼性イレウス
pp.911-914
発行日 1994年7月20日
Published Date 1994/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901593
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はじめに
消化管の一部が右横隔膜と肝臓の間に嵌入した状態を総称してChilaiditi症候群といい,比較的まれな病態である.しかし,症状を呈することが少ないため偶然発見されることが多く,また,嵌入する消化管の大部分は結腸で小腸はまれである.われわれは絞扼性イレウスを呈した小腸型Chilaiditi症候群の1手術例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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