特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅸ.その他
5.妊婦の不正出血
伊藤 博之
1
1聖路加国際病院産婦人科
pp.308-309
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901407
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妊婦が不正出血を訴えて来院した際にまず必要なことは,原因が直接妊娠に関係するものと,そうでないものとを鑑別することである.主な疾患名を表1に示したが,これらを鑑別するため,問診のあと腟鏡診や内診により出血の状態(色調,量,期間)を観察し,超音波診断法,尿中hCG,細胞診などの補助診断法を行い,それぞれの疾患について対処していくのが原則である.
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