特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅷ.乳幼児の外来外科疾患
1.鼠径ヘルニア
監物 久夫
1
1茨城県立こども病院外科
pp.272-273
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901393
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小児鼠径ヘルニアは,自然治癒が約35%にみられるものの1),嵌頓の危険性や成人後の再発を考慮すると,発見次第,早期に手術を行うことが望ましい.通常は患児を入院させて手術をするため,われわれが外科外来で行うべき重要なことは,正確な診断と嵌頓ヘルニアに対する処置である.陰嚢水腫では,手術を急ぐ必要はまったくない.
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