Japanese
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特集 治療的ドレナージ
汎発性腹膜炎のドレナージ
Peritoneal drainage for generalized peritonitis
高田 秀穂
1
,
古形 宗久
1
,
日置 紘士郎
1
1関西医科大学第2外科
キーワード:
汎発性腹膜炎
,
手術
,
ドレナージ
Keyword:
汎発性腹膜炎
,
手術
,
ドレナージ
pp.477-482
発行日 1993年4月20日
Published Date 1993/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901146
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汎発性腹膜炎の手術は救命が第一目標であり,診断がつけば速やかに手術を行わねばならない.手術治療の目的は,①原因病巣に対する処置(除去,閉鎖)による感染源の遮断②十分な腹腔内洗浄,③適切なドレナージ,であり炎症を鎮静化させその拡大を防ぐことにある.腹腔内洗浄は、大量(5〜20l)の加温水を用いて腹腔内が清浄になるまで行う.この際に,抗生物質を添加使用することの有用性はあまりなく,抗生物質は術前より全身投与する.腹腔内ドレナージは,Morison窩,脾窩ならびにDouglas窩に留置し,排液が減少すれば速やかに抜去する.使用するドレーンは,柔らかく局所反応の少ない使い馴れた種類を使えばよいが,ドレナージに伴う合併症には十分に注意する.
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