Japanese
English
臨床報告
成人の原発性後腹膜奇形腫の1治験例
A case of primary retroperitoneal teratoma in adult
土井 隆一郎
1
,
今井 史郎
1
,
谷口 亭一
1
,
原 慶文
1
Ryuichiro DOI
1
1長浜赤十字病院外科
pp.1377-1381
発行日 1983年9月20日
Published Date 1983/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208443
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はじめに
原発性後腹膜奇形腫は稀な疾患であり,そのほとんどは小児期に発生する1,2).成人例は1937年にMecray3)が報告して以来31例の報告をみるだけであり4),本邦においては数例の報告が散見されるにすぎない.われわれはMirizzi症候群を有する胆石症を合併した成人の原発性後腹膜奇形腫の1例を手術的に治療したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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