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特集 悪性腫瘍治療の現況—他科では今
大腸癌—泌尿器科では今(腸管を用いた尿路変更)
Urinary diversion updated in urology: Continent urinary reservoirs
田崎 寛
1
Hiroshi TAZAKI
1
1慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室
pp.1447-1453
発行日 1992年11月20日
Published Date 1992/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901034
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最近泌尿器科で行う尿路変更術は,導管造設術からContinent Urinary Reservoir:CUR(尿禁制腸管膀胱あるいは非失禁型尿路変更術)さらにNeobladder(腸管膀胱)造設術へ向けて急速な変遷を遂げつつある.
ここでは最も代表的なCURとして,Kock Pouch,Mainz Pouch,Indiana Pouchの3方法について,導管造設術と対比解説した.
しかしながら大腸癌など骨盤内の悪性腫瘍によって尿路変更術を余儀なくされる場合は,回腸導管,結腸導管にもCUR以上の利点も残されており,適応は術後のQOLを含め,個々の症例で総合的に検討のうえ決定されるべきである.
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