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手術手技
膀胱全摘除術後の尿路変更—回腸導管造設術
Ileal Conduit:Urinary Diversion Following Total Cystectomy
田崎 寛
1
Hiroshi Tazaki
1
1慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Keio University School of Medicine
pp.687-690
発行日 1977年8月20日
Published Date 1977/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202404
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はじめに
回腸導管造設術はこの数年わが国においても非常に広く行なわれる手術となつた。術式も多くのvariationが報告されるようになつたが,腸の蠕動運動による陰圧で尿を体外に導くことと,代謝性acidosisを予防するという2つの原理に変わりはない。したがつてこの基本的な原理に反しないような方法ならどうやつてもいいともいえるが,やはり手術としては複雑な部類に入るので全経過を通して数々の重要なポイントがある。そこでそのいくつかを挙げ,簡単に解説することにする。
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