特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅵ.注意すべき状態の患者への薬物療法
10.アルコール依存症者
岩崎 正人
1
1東京都立多摩総合精神保健センター
pp.258-259
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901018
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外科的治療を目的にアルコール依存症者が入院してきた場合,術前のチェック項目は,①全身状態,②合併症,③withdrawal syndrome離脱(退薬)症候,の3点である.なかでも重篤なwith-drawal syndromeは,一般病棟では管理が難しく,本来の外科的疾患の治療が困難になることが多い.したがって,ここでは withdrawal syn-dromeについて主に述べたい.
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