Japanese
English
臨床研究
大腸早期癌症例の検討
A study on patients with early colorectal cancer
王 厳慶
1
,
森脇 誠司
2
,
星野 和義
2
,
菅沢 章
2
,
木村 修
2
,
貝原 信明
2
Ienchin WAN
1
1重慶医科大学付属第一医院普外科
2鳥取大学医学部第1外科
pp.1359-1363
発行日 1992年10月20日
Published Date 1992/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900910
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はじめに
近年,X線二重造影ならびに内視鏡診断技術の進歩につれて,大腸早期癌の発見率が年々増えている.早期癌のうち,m癌の治療に関しては異論は少ないが,sm癌では腸切除を行うべきか否かに迷わされることがあり,患者の年齢や社会的背景を考慮に入れて手術療法の選択がなされることも少なくない.今回われわれは,過去30年間に当教室で経験した大腸早期癌の臨床病理学的所見および治療成績を検討し,sm癌に対する外科治療の選択に関して若干の知見を得たので報告する.
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