今月の主題 経過観察からみた大腸癌の発育・進展sm癌を中心に
症例検討
経過観察された大腸癌症例―特集のまとめ
鶴田 修
1
1久留米大学第2内科
pp.1145-1154
発行日 2003年7月25日
Published Date 2003/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100791
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対象
1. 対象病変の選択
集められた「経過観察された大腸癌症例」は46病変であったが,今回の検討では初回検査に内視鏡を施行した41病変を対象とした.
2. 対象病変の発生部位(Fig.1)
41病変の分布は直腸12病変(29.3%),S状結腸11病変(26.8%),下行結腸5病変(12.2%),横行結腸7病変(17.1%),上行結腸2病変(4.9%),盲腸4病変(9.8%)であった.
3. 対象病変の経過観察期間
41病変の観察期間は最短0.8か月,最長102.0か月,平均29.4か月であった.
また,41病変中初回内視鏡検査時に生検が施行されていた病変は25病変で,その経過観察期間は最短2.0か月,最長102.0か月,平均32.9か月であった.
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