Japanese
English
特集 いまイレウスを診療する
A イレウスの診断
USは診断に役立つ
The diagnosis of ileus by ultrasonography
平尾 幸一
1
,
小幡 史郎
1
,
神崎 修一
1
,
福田 俊夫
1
,
林 邦昭
1
,
永田 凱彦
2
Koichi HIRAO
1
1長崎大学医学部放射線医学教室
2沖縄県立中部病院放射線科
pp.709-713
発行日 1992年6月20日
Published Date 1992/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900809
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ポイント:超音波検査(以下,US)はイレウスの診断に有用であり,その原因疾患を究明できることも少なくない.USの最大の特徴は,ベッドサイドで腸管の蠕動や腹水の性状をreal timeで観察できることであり,これは他の検査法では不可能である.Pseudo-kidney sign,multiple concentric ring sign,keyboard signなどは,USで明瞭に描出される画像である.特に絞扼性イレウスにおいては,USを経時的に行えばより早期に診断可能となり,緊急手術の適応の有無を決定できる.
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