Japanese
English
臨床報告
副腎の大結節性過形成によるCushing症候群の1例
A case of Cushing's syndrome due to macronodular hyperplasia of adrenal gland
橋本 雅司
1
,
柴崎 正幸
1
,
国土 典宏
1
,
万代 恭嗣
1
,
北村 成大
2
,
小原 孝男
3
Masaji HASHIMOTO
1
1社会保険中央総合病院外科
2社会保険中央総合病院病理科
3東京女子医科大学内分泌外科
pp.539-542
発行日 1992年4月20日
Published Date 1992/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900783
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はじめに
糖尿病の加療中に,糖尿病のコントロール不良にて発見された,副腎の大結節性過形成によるCushing症候群を経験した.副腎の結節性過形成によるCushing症候群は本邦では約40例が報告されているが,本例のように結節が巨大なものは少ない.
本例は,身体所見で中心性肥満などのCushing症候群に特徴的な身体所見は伴わなかったが,画像診断にて副腎病変が発見された例である.本症はその成因を考えるうえで重要と考えられたので報告する.
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