Japanese
English
特集 静脈・経腸栄養のトピックス
在宅経管栄養法の現況
Present Status in home enteral nutrition
酒井 靖夫
1
,
畠山 勝義
1
,
村上 博史
1
,
瀧井 康公
1
,
島村 公年
1
,
武藤 輝一
1
Yasuo SAKAI
1
1新潟大学医学部第1外科
pp.497-502
発行日 1992年4月20日
Published Date 1992/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900775
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在宅経管栄養法は1988年4月より医療保険の適用となっているが,現在限られた疾患で,かつ成分栄養を経管的に投与する場合に限定されている.一方,全国規模のアンケート調査によれば,全対象症例中保険適用疾患は45.7%であり,Crohn病が91.1%と大部分であったが,保険適用外の消化器疾患や脳神経疾患も54.3%と半数以上を占めていた.また,栄養剤も成分栄養剤以外に半消化態栄養剤も多く使用されていた.このように,実際の施行症例と保険適用との間にはギャップがあり,適応疾患,栄養剤の種類,投与経路および注入ポンプ,栄養チューブなど器具・器材の問題など在宅経管栄養法の現況について述べた.
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