Japanese
English
特集 消化管の機能温存手術
排便機能温存手術としてのJ-pouchによる結腸肛門吻合術
Colonic J pouch-anal anastomosis as a sphincter preserving operation
畠山 勝義
1
,
島村 公年
1
,
村上 博史
1
,
瀧井 康公
1
,
岡本 春彦
1
,
遠藤 和彦
1
,
須田 武保
1
,
酒井 靖夫
1
,
武藤 輝一
1
1新潟大学医学部第1外科
キーワード:
排便機能温存手術
,
J型結腸嚢肛門吻合術
Keyword:
排便機能温存手術
,
J型結腸嚢肛門吻合術
pp.211-216
発行日 1993年2月20日
Published Date 1993/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901105
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排便機能温存手術としての低位前方切除術は,近年の自動吻合器の発達によりかなり低い位置での吻合が可能となった.しかしながら,肛門管との吻合となると限界がある.これを補う術式が結腸肛門吻合となる.しかし,ストレートに吻合した場合,便意逼迫や頻回の排便を訴える症例が少なくない.これを改善する目的で,reservoirを作成してのJ型結腸嚢肛門吻合術が行われるようになった.私どもの施設では,この吻合を経肛門的に行っており,その術式の概要,手術適応,術後成績などについて述べ,若干の文献的考察を加えた.
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