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特集 外科における超音波検査—新しい展開
超音波カラードプラ断層法—消化器領域
Color Doppler echography of digestive organs
川内 章裕
1
Akihiro KAWAUCHI
1
1昭和大学医学部外科
pp.65-74
発行日 1992年1月20日
Published Date 1992/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900715
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カラードプラ断層法の適応は,1)臓器血行動態分析=機能評価,2)腫瘍血行動態分析=良悪性判定であり,体腔内,外走査を用い以下の点で既に臨床応用がなされている.①びまん性肝疾患の病態評価,②ElSの効果判定,③肝癌TAE後の効果判定,④肝臓外科手術後の機能評価,⑤肝限局性病変の質的診断,⑥胃限局性病変の良・悪性鑑別診断,⑦大腸癌術前遠隔転移の判定.以上の他にも,上記の適応から,機器の改善と症例を積み重ねることにより,より一層臨床応用の拡大と,意義の重要性が高まるものと考えられている.
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