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特集 外科における超音波検査—新しい展開
超音波カラードプラ断層法—大血管領域
Color flow mapping of great vessels
安達 秀雄
1
Hideo ADACHI
1
1自治医科大学附属大宮医療センター心臓血管外科
pp.55-63
発行日 1992年1月20日
Published Date 1992/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900714
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カラードプラ断層法の開発と経食道エコー法(TEE)の導入により,心臓血管外科の診断方法は大きく変化しつつある,従来は侵襲的な血管造影法が信頼できる重要な術前検査と考えられていたが,超音波検査法の進歩により,血管造影検査を必要とせずに手術を実施することも可能となった.カラードプラ法は心臓血管疾患に関する多くの新しい知見を与え,有力な診断方法となった.本稿ではカラードプラ法の導入のあゆみについて簡単に触れ,ついで大血管領域におけるカラードプラ法の有用性について自験例を中心に述べる.
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