カラーグラフ Practice of Endoscopy
大腸内視鏡シリーズ・Ⅰ
ポリペクトミー—villous tumorの取扱い
工藤 進英
1
,
藤井 隆広
2
,
日下 尚志
1
,
木俣 博之
1
,
三浦 宏二
1
,
高野 征雄
1
1秋田赤十字病院外科
2秋田赤十字病院内科
pp.1045-1050
発行日 1991年9月20日
Published Date 1991/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900498
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はじめに
villous tumorは癌化率が高く,欧米に多いが,本邦では稀な疾患として捉えられてきた.しかし,近年診断能の向上に伴い,本邦でも比較的多く認められるようになってきた1).villous tumorは肉眼的な名称であり,組織学的な名称であるvillous adenomaと共通するところもあるが同義ではない.
本稿ではvillous tumorの定義,内視鏡所見の特徴,良悪性の鑑別,治療方針などについて言及する.
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