カラーグラフ Practice of Endoscopy
大腸内視鏡シリーズ・Ⅲ
ポリペクトミー—平坦・陥凹型早期癌の取扱い
工藤 進英
1
,
日下 尚志
1
,
中嶋 孝司
1
,
木俣 博之
1
,
三浦 宏二
1
,
高野 征雄
1
,
藤井 隆広
2
,
檜森 昌門
2
,
鈴木 裕
2
,
寺井 毅
2
1秋田赤十字病院外科
2秋田赤十字病院内科
pp.1305-1310
発行日 1991年11月20日
Published Date 1991/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900666
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はじめに
大腸において平坦・陥凹型早期癌は幻の癌ともいわれ,非常に稀な疾患1〜3)として捉えられ,発見されることが少なかった.しかし,大腸内視鏡により詳細な観察を行うことにより,多く発見され治療されるようになってきた.平坦・陥凹型癌は小さくとも深達度進展の進んだものが多く,臨床的に重要な病変が多い.また反面,病変が小さいことと,隆起を伴わないことから臨床的に発見が難しい疾患である.
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