Japanese
English
特集 内視鏡下外科手術
腹腔鏡下胆嚢摘出術に必要な機器と手術器械
Instrumentation for laparoscopic cholecystectomy
下村 一之
1
,
大友 裕美子
1
,
石崎 陽一
1
,
野家 環
1
,
阿部 秀樹
1
,
S.Aナイーム
1
,
万代 恭嗣
1
,
出月 康夫
1
Kazuyuki SHIMOMURA
1
1東京大学医学部第2外科
pp.943-953
発行日 1991年8月20日
Published Date 1991/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900485
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
腹腔鏡下胆嚢摘出術は腹腔鏡,ビデオシステムをはじめとして,腹腔鏡下胆嚢摘出術用に開発された様々な機器を必要とする.以下,手術の手順にしたがって,①気腹針・気腹装置,②トラカール針,③腹腔鏡・ビデオカメラ・光源・ビデオモニター,④処置具類(grasper, dissector, scissors),⑤電気メス(へら,フック),⑥レーザー,⑦エンドクリップ・エンドループ,⑧洗浄吸引装置,⑨術中胆道造影用カテーテル,⑩器械類の配置,について解説する.各項目の器械に要求される性能と,機種選定の際の目安になるべき特徴を念頭において述べた.これらの器具を慎重に選ぶことが,腹腔鏡下胆嚢摘出術を安全に施行するために重要な意味を持つことを強調しておきたい.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.