Japanese
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特集 熱傷治療のトピックス
初期輸液療法—私はこうしている
Fluid resuscitation in severe burns
鈴木 幸一郎
1
,
高須 伸克
1
,
岡部 亨
1
,
小濱 啓次
1
Kouichiro SUZUKI
1
1川崎医科大学救急医学
pp.803-811
発行日 1991年7月20日
Published Date 1991/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900465
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急性期輸液療法は,熱傷に特有の体液・循環異常を是正し,生体の各臓器機能を維持していくうえで非常に重要である.今日のわが国ではParkland formulaを使用している施設が圧倒的に多い.これは受傷後24時間は乳酸加リンゲル液(4×熱傷面積(%)×体重(kg)ml)だけを投与するものであるが,最近では受傷後6〜18時間でコロイド製剤(主に新鮮凍結血漿)を併用する傾向にある.輸液公式は,あくまでも受傷後24時間に必要になるであろう推定輸液総量を表す.実際には種々のパラメータをモニターしながら輸液量を調節する.特に,時間尿量(1.0 ml/kg)は簡便で信頼性のおけるパラメータとなる.輸液療法に反応しない場合は,心機能障害を疑う必要がある.
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