Japanese
English
臨床報告
膿皮症を来した坐骨直腸窩痔瘻の1治験例
A case of anal fistula resulting in chronic gluteal pyoderma
林 正修
1
,
服部 浩次
1
,
重永 啓子
1
,
田中 宏紀
1
,
岸川 博隆
1
,
本多 弓尒
1
Masanobu HAYASHI
1
1名古屋市立東市民病院外科
pp.123-126
発行日 1991年1月20日
Published Date 1991/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900366
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はじめに
臀部慢性膿皮症は肛門の周囲,会陰,臀部の皮膚に広く硬結,色素沈着,肥厚性瘢痕を来し,皮下に膿瘍,瘻孔を形成し,膿汁排泄をみる慢性化膿性疾患である.本症の成因については明らかにされていない.今回,われわれは痔瘻が発生原因と考えられた膿皮症の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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