特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から
下肢血行障害(ASO,Buerger病)
内科から
田村 康二
1
,
浅川 哲也
1
1山梨医科大学第2内科
pp.1664-1667
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900298
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下肢の血行障害は動脈系疾患と静脈系疾患に大別されるが,臨床的には機能的障害が強いため動脈性疾患が重要視されている.下肢動脈の血行障害も急性および慢性疾患に大別される.急性動脈塞栓症ないしは血栓症の急性動脈閉塞症は本稿では省略するが,動脈閉塞による阻血症状が軽微であるか重篤な合併症のないかぎり,発症後6時間以内といういわゆる“goldenperiod”に手術することが第一選択であろう.
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