特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から
自然気胸
内科から
武野 良仁
1
1玉川病院気胸センター
pp.1620-1624
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900286
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切るべきか,切らざるべきか
自然気胸治療の現場において,外科的治療か内科的治療かという問題は絶対避けて通れない切実な問題のひとつである.
パターンⅠは当センターを実際に訪れた気胸患者の病歴抜粋である.どれも皆,治療方針の決定がそう簡単にはいかないものばかりである.しかし,これを要約すれば「内科的にも治るが再発の可能性がある.外科的に処置できるなら,それに越したことはない」といったパターンになろうか(パターンⅠ).
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