特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から
心筋梗塞
内科から
延吉 正清
1
1小倉記念病院循環器科
pp.1593-1600
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900280
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
急性心筋梗塞症の治療法は,Rentrop1)による血栓溶解療法(ICT)の導入以来,このICTやPTCAなどのinterventional therapyが広く行われて,この数年間,急性心筋梗塞症の治療方法は一変したといっても過言ではない.また,一部では緊急外科手術も行われている.
このように,心筋梗塞症の場合,急性期にはinter-ventional therapyの導入による治療効果の有用性と,陳旧性心筋梗塞症の場合には保存的療法の問題点がどこにあるかを筆者は内科側から検討したので報告する.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.